20251030

日記665

あなたはわたし

2025/10/29 昨日 9145
スタバを出たあと、当初予定していた難行としてぶっ豚の大ラーメンを食べることにする。野菜マシマシあぶら普通とオーダーしたつもりだがあぶらもマシマシになっていたように思う。先に麺とチャーシューを食べてもやしを後に回す作戦だったが、物量の前には小細工も良いところだった。それでも残さず食べきった。店を出るときにはさすがに苦しく、帰り道にはもっと苦しくなって立ち往生するのではないかと心配したが、とくにそういった事態に陥ることもなく帰宅することができた。食べ疲れがあったのでソイプロテインを摂った後、そのままベッドで休む。すこし休んだ後すぐ寝る準備をして23時には寝てしまう。


2025/10/30 今日 7748
7時半に目が覚めたが二度寝をして8時40分頃に起きる。睡眠時間は9時間20分。トラッカーでは深い睡眠時間もいつもより多く、久しぶりにしっかり寝たという感覚がある。酒を抜いて3日ぐらいになるが、その影響なのか、あるいは暴力的な量の大ラーメンの影響なのかはよくわからない。とりあえず在宅勤務を開始してストレッチをする。背中はまだまだ治っていないので日曜の大会に出られるか心配である。
帰れ鶏肉の残りを食べてから出社する。お昼を食べながら見たオモコロの弱ディベートトーナメントが捨て企画っぽく思われるのに反して面白かった。テンパって言わないでもいいことを言ってしまって落ち込むという負け顔を見せてくれたかんちという人は愛されるべきキャラクターだと思った。お笑い芸人の進む道はいまや高速道路なので一息に処理されてしまってあっという間に遠いところまで運ばれていってしまうが、オモコロだとまだ自転車ぐらいの速度に抑えられているのでこちらとしても親近感を持ったままでいられる。駄目さ加減に共感させてもらえると言い換えてもいいが、友達が馬鹿やっているときに笑う感覚に近い。ユーモアとしてはこっちのほうが面白いまであるのではないか。
出社してミーティングに参加。その後かるい打ち合わせを済ませてから自分の仕事を処理する。定時退勤して新宿経由で一旦帰宅。着替えをしてからスタバに出かける。『ゲーテはすべてを言った』が面白くて一気読みしてしまった。混淆と渾然のちがいを小説内で説明しようとしていたのだと思うが、小説に特有のやり方で説明されていて納得した。わかる人にはわかるというのを言葉だけではわからない人にもわかるようにしているのだが、よくよく考えればそれは言葉によってなされているわけで、まさに小説の面目躍如だと思った。哲学の追い求める真理に対する文学のうまい説明というと主従関係のようになってしまうが、真理はただ空中にあっても真理とはならず、誰かにわかられる必要があるということを思うと、それを推し進める働きかけはやはり心強いものだ。

「あの」と彼女は言う。「なんで喜劇にしたいんですか?」
「え?」
「なんでこの世界を喜劇として見ていたいんですか?」と彼女はもう一度はっきりと言う。

 

この小説には胸を撞かれたのだが、それは真面目ということを基本スタンスにして衒わず隠さず、その前提の上で淡々と話を進めていくからだ。そういう姿勢が見えるとこれは読んでいていいものだ、読んでいても大丈夫なのだと安心させられる。現代の文学には合う合わないがあるが、こういう真面目さを共有可能なものと考えられるというある種鷹揚なところがあると、受け容れられやすいのかもしれない。文学には真面目さが付き物で、それこそが眼目だと言ってしまっていいと思う。ああ、だいたいこういう感じねというような自分の経験からくる判断をしないで済むというのはいつの間にか喜ぶべきことになってしまった。もちろんいついかなる時も全力でというのは不可能だと知っているわけだが、それはそうとして、自分の枠内・手の届く範囲内というのを無視できる機会は自分で作らないと出現しない。どんな娯楽が栄えても、真面目に考えていい場所としての文学は機能し続けるだろう。その場所はつねに更新されていくべき常識とはべつの位置にある。

日記672

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