世界線
2025/10/28 昨日 10435
経堂のスタバをでたあと、帰宅して「帰れ鶏肉へ」という無水料理を作る。イタリア民話集の「せむしのタバーニ」はヘンテコで野蛮な話だったが、最後の最後で語りが語りかけてくるところで驚かされた。本当にそうだと思ったからだ。
話は尽きないが命は短い
こんどはあなたが話す番だよ。
家人が友人からもらった牧場物語をプレーするのをすこしだけ見てすぐに寝る。ドーピングトーキングというABEMAのトーク番組が圧倒的な規模縮小を遂げていたのがおかしくてちょっとだけ笑った。ザ・マミィ酒井の話が面白くなかったのだが、家人が言うにはMCの聴き方もよくないということで、番組MCのファンとしてはトークを邪魔しない聞き役に徹しているから仕方ないと反論してみたが、家人も自分自身も納得させられなかった。
2025/10/29 今日 7769
朝から仕事で大手町まで行く。メンバーサポートの名目だったが今後はひとり立ちできそうな様子で一安心した。彼はまじめだがまじめが取り柄というわけでもないので今後成長が見込まれるだろう。大手町から東京駅まで丸の内を散歩がてら横切って、京浜東北線で高輪ゲートウェイに出社する。出社してすぐランチタイムになった。定例チームミーティングとメール連絡を済ませて定時退勤。
渋谷経由で下北に戻り、図書館で『ゲーテはすべてを言った』を借りてスタバで読む。最近ではわけのわからん哲学書になんとか齧りつこうと頑張っていたのでするする意味が入ってくる小説の効果にほだされてつい甘い評価になりそうなのだが、50pまで読んだところで十分面白い。本の外にテキストを用意するやり方は当然考えつくべきことでそれ自体べつに取り上げるようなことではないが、本の外というのを虚構の外とも見なして現実を侵襲しようとする意志があるとも考えられ、文学史の周縁部分から改ざんを目指しているのだとすると、その試みには見るべきところがあると思う。冗句ならぬ冗文として、最終的に結構笑えるのではないかと思って期待している。