贈答物促進用装飾木と定言命法用木板
2025/12/06 一昨日 13266
16時半選手入場、17時ティップオフのタイムスケジュールだった。何かあっても心肺なので早めの入場を心がけて16時10分頃会場集合にする。ほぼ満席で、席の狭さもあり「超満員」と言ってよい客入りだった。あたらしい友人はシンガポール人なのだが日本語がとても上手だ。自分が英語を喋れないこと、自分が自分に甘いことというふたつの理由からすべてのコミュニケーションを日本語でしている。開き直るわけではないが自分は英語ができないので他にやりようがない。せめてメッセージのやり取りは英語で(向こうは英語でメッセージを送り、こちらは日本語でメッセージを送る)、ということを提案してもいいかもしれない。この日一日を通してずっとお互いにかかる労力がアンバランスな会話をしていた。この手の、自分ではなく相手のほうにより負荷がかかるコミュニケーションが自分は得意だ。まあそんなのは誰だってそうだ、自分だってそうだ、というだけの話だが。家人からも発話するとき内容の伝達に時間がかかるほうだ(すっとろい)ということをオブラートを添えて言われたことがあり、自分の風体などとも照らし合わせて、どうやら自分のコミュニケーションスタイルはそういうものらしいと了解しつつある。それもあって何らかの理由で相手の発話スピードやテンポが遅くなることについては歓迎こそすれ嫌な気は当然しない。
ふたりともはじめての生Bリーグ観戦で、一方、バスケ観戦としては生でNBAを見ているという共通点があった。ヨキッチが好きでナゲッツの試合を観に行ったという話だった。この試合については予習してきてくれたのか元から詳しいのかわからないが、レバンガ北海道やサンロッカーズ渋谷の選手に元NBAプレーヤーがいることや、フィリピンのエース、ドワイト・ラモスがいることを教えてくれた。あとは長崎には馬場雄大と、韓国のエースプレーヤーがいるのだという。馬場については知っていたが韓国のエースについては知らなかったので要チェックやと思った。イ・ヒョンジュンという名前だった。
試合は競った展開になり、最後3点差を詰める3ポイントシュートがブザービーターとして十分な形で放られたり、満足度の高い内容になってよかった。実際ラストワンプレーの放物線がリングに吸い込まれていきそうになるとき、あきらかに時間感覚が遅くなった。たぶん体育館全体で共同の錯覚をおぼえたものと思われる。まさに息を呑む一瞬、あの瞬間は全員の呼吸が止まっていた。4000人規模でそれが起こるというのは他にはない面白い経験だった。
その後、ご飯を食べに行く。外国語でのコミュニケーションの難しさ、アイデアをかたちにする一歩目の大変さという話をした。バーに入ってカレーを食べたのだが、バーに入っても酒を飲まず、このシチュエーションでノンアルカクテルで済ませられるということは、これはもう完全にアルコールを頼みにする必要から解放されていると言えるのではないか。逆説的だがこれでもういつ酒を飲んでもいいという気になった。飲まないが。青学から宮益坂をくだって渋谷まで歩く。楽しい一日になって満足だった。
2025/12/07 昨日 25000
11時すぎに家を出る。仕事に行く家人を駅まで見送りがてらクラシックのほうのスタバに行く。『失われた時を求めて』と『ファウスト』を読む。14時前にスタバを出る。図書館で10月半ばから予約していてようやく順番が回ってきた『痛いところから見えるもの』を受け取る。セブンでカップヌードルプロを買って帰宅。結局カップヌードルは食べずに冷食の五目チャーハンを食べる。サンロッカーズ渋谷vレバンガ北海道のDAY2をバスケットLIVEで見る。
試合後、すこししてから高円寺のバスケに出かける。この日は17時‐21時という長丁場だったのだが、しっかりめにストレッチをして身体を十分に温めたので怪我なくやれたし、最後の試合まで動き回れた。スネや背中に痛みがないと存分に走り回れるので気分が乗りやすい。プレーにも良い影響が出ていた。自分は走って調子を出すタイプなんだと再認識した。だからこそ痛みがネックになりやすいというのもある。やはり日を空けることは重要だ。最低1日、できれば2日は空けたい。
高円寺から環七沿いを世田谷代田まで乗用車で送ってもらう。リラックスした雰囲気のハンサムなのだが、ボール際やペイントエリアのDFなど、ここというところのプレーがかなりタイトでギャップが良い味を出すプレーヤーだ。仕事でLAへ行き、クリッパーズとナゲッツの試合を見てきたと言っていた。クリッパーズのホームがNBAでも最も新しくできたスタジアムとのことで、入場から何からすべてが顔認証になっていて財布どころか端末を取り出す必要さえないというまさに近未来の話だった。試合はナゲッツがボコ勝ちしたらしい。ヨキッチが50点とったとのこと。
21時半には家に到着。翌日の出勤にそなえて早く寝たい身からすると本当にありがたい。電車に乗って帰るのと比べてラクさも段違い。ローソンで200円OFFになっている牛丼を買って帰り、シャワーをして洗濯機を回してから食べる。最近ではないぐらい身体がくたくたになった。使い切った感じがあってちゃんと動かないのにもかかわらず気持ちよささえ感じられる。23時には寝る。
2025/12/08 今日 7722
朝から出勤。ベッドの外の寒さでほとんど諦めそうになったが勇を鼓して出かけた。通勤時間は昨日のバスケのハイライト動画を見ているうちに過ぎる。渋谷経由で埼京線、大崎乗り換えのルートがもっともスムーズだということに気がついたのでそのルートを取っている。午前中にほぼすべてのタスクを終えようと思ったが、待ちの発生で積み残しが出た。言っていても仕方ないので12時にはオフィスを出る。新宿経由で下北まで帰り、歓迎で餃子定食を食べる。ご飯をお替わりし、帰ってからソイプロテインを飲んだ。身体の超回復希望だ。それもあるので帰ってから昼寝をした。積み残しの仕事を消化して定時に退勤。スタバに出かける。『失われた時を求めて』『ファウスト』『痛いところから見えるもの』を読む。前二者は引き続き面白い。後者は面白いが想像したとおりキツい。予期していたとおりのことだが呪文のようにも感じられる。何を言っているかわからないが効果のある呪いの言葉ではなく、何を言っているのかしっかり理解できるからこそ効く呪いの言葉だと。痛いのはどうしてもいやだ。おそらく意図してさらりと書かれている幕末の越後長岡の河井継之助の顛末と彼の残した言葉がすさまじかった。
幕末の越後長岡の風雲児、河井継之助は、死をおそれない勇者であったらしいが、鉄砲で左脚を撃たれて20日後に亡くなるとき、「死ぬのは覚悟していたが、こう痛いとは思いの外であった」と言ったそうだ 『痛いところから見えるもの』5p
久しぶりに消費生活の日記を読むとこれがもうびっくりするほど面白い。サンプルNo.を挙げてこの人の日記が、という言及の仕方はなにかルール違反のような気がするのでやめておくが、世界に対して一般に俺が思っていて言いたいことを思った。「ピースを」という愚にもつかないことなのだがそう思ったんだからしょうがない。