縦横斜めの交通
2025/12/03 昨日 8111
スタバを出たあと、ダイエーで家人に40%OFFになったサラダ助六寿司とビール(GOOD ALE)を、自分のために日清の完全メシ(ハヤシライス味)と翌朝に食べる用に40%OFFチーズパンを買って帰る。寒さが一段厳しくなっていて震えながら歩いた。
帰宅後33のやつを見る。Vが小声で「寝れない……」と寝言を言ったのであわててテレビの音量を下げる。早めに寝て明日は朝から出社しようという算段で22時半すぎにはベッドに入る。
2025/12/04 今日 5743
知らない人から「何を探しているんですか」と訊かれて戸惑いを覚えた。すこし考えた末「断琴の友です」と答えたのだが、正直な回答だったと思う。それについて知らない人からの返事はなかった。鸚鵡返しに訊いてみた礼儀上の質問に対しては、それはそれで正直といえる回答があった。感じることしかしない人のいうことはつまらない。
7時半にかけた目覚ましで起きたが全然起きる気にならず結局8時半すぎまで二度寝してしまう。午前中にストレッチ、体幹トレーニング、ペダル回しを小一時間やる。昼ご飯には冷食のチャーハンをフライパンで温め、卵を落としたたまごチャーハンを食べる。
午後から出社するつもりで出かける準備を完成させたのだが、予定されていた定例のミーティングが急遽中止になったので出かける必要がなくなり、そのまま在宅勤務を継続し結局一日在宅勤務になる。出社してやろうと思ってそのまま積んでいたタスクを在宅デスクでこなすうちに普通に定時になる。帰りの満員電車をスキップできるしすぐにスタバに行けるので、やはりきっちり働くにしても在宅ワークはいいものだ。
本格的な寒さに震えながらもいつもとはちがう道で商店街のほうを抜けてスタバに行く。月が大きく明るく出ていて見応えがあった。『理由と人格』の15章を読む。これで「III 人格の同一性」は終わり、次回から「IV 未来の世代」に入る。改訂された自己利益説を倒せる気配も見えないが、果たしてパーフィットはこのあと首尾よく自己利益説をやっつけることはできるのだろうか。率直な感想としては、これまでの論の進行を見るにはなはだ心もとないと思っている。『イタリア民話集 上』のイタロ・カルヴィーノのあとがきを読む。方言とかあってどう訳出するか苦労したという話と、これらの民話に見られる「問題を回避せず現実に立ち向かう姿勢」はすぐれて文学的だという話が主だった。最近字を追いかけるときに集中を欠いておりきちんと読めていないかもしれない。
『理由と人格』を読むときにも結構そんな感じなので、文句をいう資格がなさそうだと思ってしまっている。しかしパーフィットが反論として考えられそうな言い分を自分で拾い上げつつ、「それについては無視する」と宣言するやり方は、ただ黙殺するのにくらべて正々堂々としているように見える。無視すると宣言するのは完全無視を決め込むのとは性質が異なるからだ。しかし実際無視しているし、結局それをもってエクスキューズを立てたということになるのであれば、堂々としている風の卑怯ということもいえるので、そのやり方については今はまだ判断保留としておく。無視するといって一旦通り過ぎたものに対して適したタイミングで振り返り言及するかもしれないからだ。問題は自分がそれを覚えていられるかどうかというところにある。再読したり吟味しながら味読しようという気は全然起きないし、困ったものだ。こうなると分量の多さというのはそれだけで論を補強するところがあると考えて間違いではない。これは半分皮肉だがもう半分は実感としてある。