20251229

日記698

信じるもの

2025/12/28 一昨日 4452
スタバを出たあと豚とんに行く。紙エプロンを駆使して一張羅を守る新手を発明した。一旦帰宅してもう一度出かけるつもりがそのまま家に居着くことになった。スマホの写真と動画をGoogleクラウドに上げる。こたけ正義感の弁論を見る。冷食チャーハンに卵3個を使う。さすがにやりすぎだった。もそもそした食感になって全然美味しくなかった。『羅小黒戦記』を見る。ニーチェアに深く腰掛けて見ていたのもあり途中で昼寝の時間になった。洗い物を済ませゴミ出しをして年末掃除に代え、翌日の京都奈良行きの準備をしてから早めに寝ようと試みる。寝ているVの電源ボタンを押す。一瞬目が空いてから真っ黒になった。あまりやりたくないアクションだ。旅行前にはいつもそうだが興奮して寝付きがわるくなり、睡眠時間が削られてしまった。


2025/12/29 昨日 27222
7時48分東京発の新幹線に乗るための早起きをする。間に合わせるのに成功したがとにかく眠かったので新幹線車内で何かやろうという気にはならず、品川駅で買ったランチパックツナを食べただけであとは基本的に寝ていた。定刻10時ちょうどに京都駅到着。奈良旅行終わりの友人Bと合流するまでの小一時間のあいだ待つのにうってつけのスタバがあったので中に入る。待ってるあいだに日記を書こうと思ったのだが便意そのほかに対応しているうちにすぐに時間が経ち、気がつけば窓の外に友人の手を振る姿。1行だけしか書き進められなかった。
地下鉄で一気に国際会館前まで。宝ヶ池で散歩をしてプリンスホテルラウンジで休憩、国際会館前で記念撮影というコースをたどったあと、岩倉の友人実家まで歩く。途中のブレーメンというパン屋でアップルマフィンとパンプリンを食べたがどちらも美味しかった。ランチと食材購入を終えた友人の父が帰宅するタイミングを友人が見計らって、アメリカンな邸宅にお邪魔する。リビングをはじめ各部屋に絵が飾られていて、5匹の猫たちがマイペースな我が物顔で暮らしていた。採光面が多いため自然光でじゅうぶん明るいのにロフトエリアにはクリスマス装飾のライトがゆるやかに点滅していて面白かった。ベランダからのビューもよく、山稜の線が木々のかたちによってギザギザになるような案配で一日景色を見ていても飽きないだろうと思われた。猫たちの性格のちがいを実例紹介によって確認できた。1匹が最後まで姿を表さなかったのも面白い。友人が飼っているユニークなお喋り猫がこの場所にまぎれたらどういう事態が持ち上がるのかあるいは持ち上がらないのかと想像しても面白かった。手ずからドリップしていただいたコーヒーとクッキーをもらい、しばらくゆっくり過ごしてから友人父の運転で駅前まで送り届けてもらう。ああいう場所で暮らすというのはどういう気持がするものなのか、自然と散文的な日々になるように思えるが、それでもやはり”慣れ”によって変わり映えしないという部分が強調されることになるのか、わかりやすく自分のものとは全然ちがう生活の片鱗を覗きみて想像がかきたてられた。
日が傾いて隠れつつある時間になってわかりやすく寒さが差し込まれ、宝ヶ池散歩後編はお預けにする。代替として四条烏丸で地下鉄を降り、四条通を鴨川まで歩き抜け、七条まで鴨川沿いを歩く。鴨川の頃には夕暮れ時間を過ぎて夜に突入していたのでそのぶん景色が見劣りするかと思われたが、そこは鴨川、川沿いに並ぶおしゃれな建物からの灯りと水鳥二種(アオサギとカモ)が浅い夜に特有の景色を提供してくれた。七条に着いて鴨川沿いから出たあたりでポツポツ水が落ちてきた。が、本降りになりそうな気配はなかったので無視して歩く。最後に京都タワーと写真を撮って近鉄八条口で解散する。
近鉄特急に乗ってラクラク奈良へ。新大宮駅前で開催されている中学高校時の友人たちの飲み会に参加する。まさに言葉そのままの意味で無沙汰をしていたのでそれを詫びつつ輪に入れてもらったのだが、うまい具合の呼吸で流してもらえた。いくつも懐かしいノリがあって、覚えているようでそういうのを忘れていたことを思い出した。二次会と称して空いている近隣の店に流入する。8人で入れる店があまりなく、結果レモンサワー飲み放題の焼肉屋になったのも面白かった。帰宅令が出ている or 翌日仕事の友人たちが先に抜け、残りは友人の一人が住む豪勢な一軒家に移動する。ろれつが回らないほどしたたかに飲んだ酔っ払いがフルマラソンを走る体力と執念によって、また本人曰く”強い尿意”に追いかけられて先行く3人を千鳥足で追いかける様子がいかにも年の瀬だった。移動先の友人宅は古典的とも言える和の邸宅で、一日のうちに方向性のちがう、別様に立派な家にお邪魔することになった偶然が面白かった。深い夜ということでこちらはルームツアーこそなかったが木彫りの大きな大黒様が廊下に鎮座しているような家で、朝方まで寝させてもらった帰り際、正面玄関に回ってみると玄関の門扉にこれまた立派な松が植えられている種類の豪邸だった。夫婦二人で住むには部屋が多すぎるという話をチラッとしていて、家がユニークさを発揮するのは、その家の定員に届いていない人数しか住んでいないことによるのかもしれないと思った。


2025/12/30 今日 1760
深夜まで近況についてお喋りをして(こういう場合には例のごとく聞くばかりでこちらの話はしないので相槌・コメントが主だが)、迎えの友人ひとりがタクシーの用を引き受けてくれてやや遠方の友人2人を回収していった。家主とふたりで話の続きをすこししたあと、3時半すぎからがっつり寝させてもらった。起きたのが9時前でそのまますぐ邸宅をあとにする。お礼の品とて何もなく、間の抜けた感謝を連続で口にすることしかできなかったが、とにかく飛び出してセブンイレブンで水を買う。からからの口を湿すため水を飲んでいると昨夜タクシーとなってくれた友人が車で通りかかり、べつの乗客を乗せていたのにもかかわらず相席にしてくれる。子供の送り迎えの最中ということだったのだが、駅前まで乗せてくれた。駅前のシアトルズベストコーヒーに入って日記を書く。寝不足にしては調子がいい、もとい破壊的な寝不足ではないという体調でこの日を迎えられているのは邸宅での睡眠のおかげだ。いまは11時、家主はこの日も仕事で出かけていって働き始めた時間になるのだから頭が下がる。その恩恵に預かりながらこういうのも気が引けるが、彼には気立ての優しさをキープする自己抑制が効きすぎているように思える。

日記698

信じるもの 2025/12/28 一昨日 4452 スタバを出たあと豚とんに行く。紙エプロンを駆使して一張羅を守る新手を発明した。一旦帰宅してもう一度出かけるつもりがそのまま家に居着くことになった。スマホの写真と動画をGoogleクラウドに上げる。こたけ正...