2on2
2025/11/06 一昨日 9745
フルートのレッスン終わりの家人と合流し、経堂の洋食屋ウルトラで生姜焼きライスセットを食べる。やすい定食屋の倍ほどもする値段なのだが、肉の厚さもみそ汁の具材も贅沢レベルで充実していた。こんな定食を毎日食べられる身分になったらそれは成功者の称号に値するのではないかと思った。カウンターの席で無差別殺人事件を話題にしてしまい、そこまでやかましい音声ではなかったもののもし聞こえていたら周囲の顰蹙を買ったかもしれない。せっかくのおいしい食事が台無しとまではいかなくともケチをつけることになっていたら申し訳ない。ただ、自殺をえらぶぐらいだったらめちゃくちゃをするという選択は個人の観点からは非合理だとは思えない。周囲の人に迷惑をかけたくないとか、なんだかんだ社会(にある好きな物事)のことが好きという反対側からプッシュされるなんらかの理由があれば話はべつだが、天涯孤独(と心底から感じられているよう)な人物の場合その紐帯は機能しないわけで、あとは個人の思いつきというか実行のタイミングで思いつくかどうか、ようするに確率の問題という気がする。そしてその母数は一気に増えていきそうな感じがあり、社会はその抑止について真剣に考えないといけないのではないか。効率の良い鬼狩りの方法ではなく、鬼を生まない方法が考えられるべきだ。大人になってから仕事とは関係ないコミュニティに参加したり、友人たちとユニットを作るような営みについて教育やガイドがあってもいいし、結婚以外のステディな人間関係のバリエーションもいろいろと仕組み化されてもいいのかなとも思う。鼻つまみ者問題、コミュニケーション煩わしい問題、メンバー固定されすぎ問題といろいろなレベルでいろいろな問題が考えられるので十把一絡げにこれがいいということもできないし、個人としての目指すべき目標として「なんでもいいから趣味を持て」というビタミンサプリぐらいのゆるい効果しかないことしか言えない。酒も飲まず帰ってすぐに寝る準備をして寝る。
2025/11/07 昨日 9128
寝坊しそうになる。早めに設定した目覚ましを止めて二度寝してしまい、何かが遅れれば即アウトというぎりぎりのタイミングで奇跡的に目が覚める。時間がなさすぎて逆に冷静になり、一切選択をミスらずに遅刻を回避する。朝から優先度の高いタスクが積まれていたのでせっせとこなしていたら自分がファシリテートしなければならない打ち合わせがあったのを忘れていて準備ゼロのまま参加することになる。週明けに打ち合わせ設定したのでそもそもリスケでキャンセルすればよかった打ち合わせをキャンセルし忘れていたということに打ち合わせ中に気がつき、「オンライン集合してもらったところわるいが今日は解散」と言って解散にする。それだけのことに焦って冷や汗をかいた。そのあとにもスケジュール遅れが発生しそうな案件について、客側からのプレッシャーと遅れの原因との板挟みになり、原因について詰めるよう要求されていたのだがそんな目くじら立てんでもまあええやんかと思って客側からのプレスを無視していたら、おい無視すんなよときっちり詰められる結果になった。たかだか利益や客の信用のために他人を攻撃するようなことはしたくないし、すまん、すまんな、すまんかったななどと言っているほうが心理的にラクだということにあらためて気づいた。こんな性格ではビジネスでの成功など望むべくもない。ハキハキと喋れない、そもそもどうでもいいと思っているのを隠せない、後回しにすることも後回しにしたことをうっかり忘れていることも多いなど、そのほか無数の理由があるのだが、物に即した成功などくそくらえだ。仕事なんだからちゃんとやれよという圧にはできるだけ抵抗を示していきたい。そうは言ってもお金は必要なのである程度は自由な時間とトレードオフになるのは避けられず、そうである以上できるだけ割の良いレートで交換したいという欲求は当然ある。
お昼時間には同僚と食堂で飯を食う。資産運用(株売買)での目覚ましい成功の途上にあり、目標は3,4年で家を買うことだと豪気なことを述べておられた。最近は住宅系Youtuberを見ているとのこと。目的をもってそこに邁進する良さというのは、目標そのものに共感できずとも心で理解できるので、前言と食い違うようだが素直に応援したいし、なんだったら株式についてはノリ打ちをさせてもらえないかと思っている(しかしよくよく考えるとそこまでのリスクはとれない、インデックスで手一杯)。そのほかゴルフ(社内のゴルフコンペ)に行きませんかと誘われる。ゴルフコンペの幹事をさせられて大変らしく、ゴルフ自体は面白いのだが、自腹になる会費、早朝からのドライブになって帰りは渋滞確定など、気づけばマイナスなことばかり話していて、きれいなサラリーマンのムーブだと感心させられた。本人もそのあたりを自覚していて、半ば楽しんでやっているようなのがよかった。会社員のコスプレとしても本物顔負けの再現度で、ただスーツを着て満員電車に乗って通勤するという浅めのコスプレしかしていない身からすれば誠に恐れ入りますという感じだ。幹事じゃなかったら楽しめるんですけどねという苦味のあるコメントも堂に入っていた。
定時に退勤し、新宿経由で下北に戻る。翌日のバスケの大会への助っ人要請の連絡が入る。背中の痛みもだいぶ落ち着いているので参加する旨返事する。『現実とは何か』『ファウスト』を読む。ファウストの第一部を読み終わった。訳文は散文体の完成版というだけあって読みやすいのだが、挿絵の絵柄が気に入らない。挿絵なしのバージョンがあればそれを読みたい。悲劇と書かれているがどこかコミカルな雰囲気を表現したいのかもしれないが、訳文だけでじゅうぶん感じ取れるから蛇足だと思う。
スタバを出て梅窓で肉うどんを食べる。温かいうどんがおいしい。スープが沁みて仕方ないので全部飲み干してしまった。スーツだけでは肌寒い気温のなか帰宅。シャワーを浴びて寝る準備を済ませる。家人の友人が泊まりに来た。北海道のおみやげをたくさんもってきてくれる。前回の来訪時に持ってきてくれてたいそう気に入ったクロテッドクリームを今回も持ってきてくれた。「おかまいもできませず」という意味のことを2,3回言って寝室に下がった。翌朝バスケで墨田区に行くため7時起きの必要があったからだ。
2025/11/08 今日 14520
北千住経由で東向島まで行く。北千住のホームがターミナル特有の規模感で乗り換えが面白かった。早めについたので駅前のマクドでホットコーヒーを飲んで15分程度時間を潰す。会場に行ってあれよという間に試合が始まる。初戦はエンジンが温まる前に相手のペースに乗ってしまい、20点もの差をつけられて敗戦になる。2戦目はフィジカルのつよいチーム相手だったのだが良い試合になり2点差でからくも勝利。4Qでテクニカルファウルを受けてもらったボーナスFTを2本中2本外してしまい、あやうく戦犯になりかけた。…恐ろしかった。その後の攻撃を繋いでくれて、ナイスパスで汚名返上の機会をもらいイージーバスケットを沈めて試合を終わらせられて事なきを得た。大会は3チームそれぞれが1勝1敗と三つ巴の勝敗になり、得点差で3位になってしまった。しかし充実感があって楽しかったのでまた機会があれば参加したい。背中はもともとの負傷箇所は大丈夫だったのだが、逆側のあばらに肘鉄をくらい、打撲の痛みがすこしある。昼飯にも誘ってもらえたのだが用事があるといって離脱する。来た道をそのまま引き返すコースで帰宅して家で昼ご飯を食べる。ミートソーススパゲッティ。
呪術廻戦のコミックを読みながら洗濯物を回し、洗濯物を干してからスタバに行く。ぎりぎり満席の手前で滑り込むように着席できた。『理由と人格』を読む。日記を書く。