黄字
2025/11/14 昨日 9093
スタバを出たあと、思いつきでウルトラに行こうとしたが22時のLOを1分過ぎて入られず。もともとつもりをしていたかつやに入る。カツ丼の梅を注文する。メニューで”本物のうまさ”を謳っていたのだが、その言葉に反せず、本物のうまさを味わった。とくに普段ダイエーの40%OFFになったカツ丼を食べている口にはガツンとくる美味さで、まだチェーン店でこんなに心動かされることがあるのだと良い意味で驚かされる結果になった。感動して供述を始めるレベル。
とはいえ重いメニューではあるので一駅は歩こうと思い、経堂から豪徳寺まで歩くことにする。経堂から豪徳寺までの道に二車線の道路があるのだが、それなりの長さの距離を歩く間に一台の車もひとりの人も通り過ぎなかった。コロナの頃に森閑としていた街の様子を思い出した。外出自粛やマスク強制は嫌だが、あのときのアイ・アム・レジェンド感はもう一度味わってみたくある。整備された区画に人がいないというのは夢で見るような景色で、終末感があって現実感がなかった。豪徳寺に到着したタイミングで電車が行き過ぎたばかりだったこともあり、梅ヶ丘以降も歩き、そのまま下北まで行って帰宅することにした。家に到着した時間が家人の帰宅時間と20秒ほどしか違わなかった。
髪の毛がペタンコかつ真ん中分けになったので新しいヘアスタイルを模索する。どうやっても生え際の後退による毛量の減少をアピールするような前衛的なスタイルに近接するので、いっそ前衛的なスタイルを貫き通すほうが、それを隠せているつもりで傍目には全然隠せていないという悲しい事態よりいくらかましだというところまで考えて、なぜ時間を使い面倒を買って”まし”に至ろうとしているのかという真っ当な疑問にぶち当たって目が覚めた。やはり7:3ないし8:2分けの今のスタイルが至当だという結論にいたった。そのスタイルを採りつつ髪の毛を伸ばして様子を伺う。
くだらない動画を見て夜ふかしをしてしまう。残念だが遅い時間までカフェインを摂りかつ遅い時間にカツ丼を食べたのである程度は仕方ないことだった。
2025/11/15 今日 12318
9時半に起きる。メルカリで購入したブルゾンが到着する。ドキドキしながら開封。背中側の襟にごく細かな傷と見られるものがあって、その傷について出品者に質問する。クレームにして相手にダメージを与えないようにと注意を払ったが、それでもクレームに発展するのではないかと勘繰られたためだろうが、やや防衛的な回答に終止しており欲しい回答が得られなかった。仕方なく二の矢を放つ。それではっきりしないものの一応は納得できる回答があったので取引を終了する。この一連のやり取りでお互い神経を使いつつ、解決取引終了まで合計で5時間ほどかかった。去年一番高い買い物だったスマートフォンよりも高いお金を払ったのでそういうやり取りも仕方ないといえば仕方ない。人生のなかでもっとも高額な商品購入になった。
途中、公園まで行ってバスケのシューティングをする。シュートフォーム改善という課題がありその最中だからある程度は仕方ないが、シュートが安定せず成功率がかなり低い状態になっている。身体全体を使って、かつ効率よくエネルギーを伝える動き方を身に着けないと、遠いシュートのときに遠いシュートという意識があって届かせようとするところに意識を持っていかれすぎている。精度うんぬんの前にボールの飛ばし方については安定した出力を出せるようにしないと始まらない。40分近くで脚が疲れてきたので無理せずに切り上げる。半袖でも問題ないほど秋らしい好天候で空も高く、ただの帰り道も気持ちよかった。
帰宅後サッポロ一番を作ってうどんを一玉追加して食べる。かるく体幹トレーニング、腕立て(ナロースタンス)、ブルガリアンスクワットをして風呂に入る。
大相撲を見ながら新しい洋服をワードローブに迎え入れるための儀式(いろんなシャツとのコラボバリエーションの確認試着)をする。どの合わせ方でも決まる。本当に良い服で試着するたびに満足度が上がっていった。着心地には癖があるし、お手入れも欠かせない、着ているときにいろんな汚れに対して無頓着ではいられなくなるというカジュアルではない部分があるのだけど、あまり過保護にせず自分の形に馴染ませていくつもりで、これからできるだけ多くの時間をかけて着倒していきたい。
上の事情で大相撲はある程度流し見になってしまっていたのだが、豊昇龍ー玉鷲戦の立ち合い前の緊張感ある睨み合いと、決着直前の両者腕をだらりと下げた膠着状態の二回、わかりやすく目に見えるような火花が飛んでいて、電気が流れたように痺れてしまった。一瞬、時間感覚が変になった。
大相撲中継のあと始まったNHKのバラエティ番組でアンチエイジング技術について取り上げてられており、こういうのがありますという紹介の距離感が賛否を離れてちょうどよかったこともあり、すこしのあいだ見てしまった。パックンがトム・クルーズについてのコメントで「71歳には見えないですよね」と共演者に振っていて、それに応えるか応えないかの間で「そりゃそうだ63歳なんだから」と自分で回収していった一幕が上手だった。アンチエイジングとその願望、それに対する見方全体に向けられた批判を含んでいて、コメディアンだなと感心させられた。アンチエイジングというのは結局のところ”どう見えるか”に眼目があるということだ。くだらないといえばくだらない。
あとは写真をPixelに移してバックアップする作業をしてそのあいだ『イタリア民話集』を読む。
買った服を着て意気揚々とユニクロに行き、ベルトを見繕おうとするも思っていたより選択肢が多く迷いが生じたので、何も買わずに鏡だけ見て店を出る。スタバに来て日記を書く。仕事終わりの家人と合流し、ご飯を買って帰る予定(家人はお腹が空きすぎて途中で蕎麦屋に入ってしまったとのこと)。洋服のことはあまり言及されないように、言及されたとしてもまあまあまあと言って躱すことにしよう。