木漏れ日を受けて
2026/08/06 十一日前 14741
ここまで日記を溜めたのはたぶん初めてだろう。何もなしで思い出そうとしても記憶はほとんどないに等しいが、セットログのおかげで比較的簡単に思い出すことができる。午前在宅。午後から出社し、対面でのミーティングに参加。そのままバスケのため喜多見に移動する。中一日の疲労が残っていたがレベルが高くない回だったのでなんとかなった。家人が両親にプレゼントする用の人形のついでに木粉粘土で作っていたミニVを完成させる。
2026/08/07 十日前 10616
一日在宅。お昼にクリニックに行って検査と処方箋をもらう。定時すぎに退勤して渋谷に出かける。PARCO屋上で音楽イベントが開催されていたので友人Nと音楽客に紛れて酒を飲んだ。翌日からの佐世保長崎旅行の準備をして寝る。
2026/08/08 九日前 9897
旅行一日目。10時頃に出発し新幹線で博多まで。到着が16時頃になってさすがに移動疲れした。アパホテル博多東リゾートに荷物を置いて家人の大学時の友人とご飯を食べる。博多の焼き鳥は東京と比べて手頃でかなり美味しい。豚バラも焼き鳥だということを教えてもらう。朝からちいかわの映画を見てきたという話が出て、さすがに顰め面をしているわけにもいかず、ちいかわを嫌っているという話をした。無関心のスタンスよりは話が盛り上がる感じがしてよかった。わらびもちの美味しい北九州発祥の菊太郎でお茶をして解散する。行橋市から車で2時間かけて来てくれたという話で家人が嬉しそうにしていてよかった。東京に来ることがあればぜひお立ち寄りくださいという定型句を伝える。本当に来てくれたらいいんだがあまりにも定型句すぎると遠慮してしまうかもしれない。もうすこし押して伝えるべきかもしれない。ホテルにチェックインして風呂に入って寝る。空いている時間を見計らって風呂に行こうとしているうちに無為に夜が更けていってしまった。吹き抜けになっている館内廊下には空調が効いていない、部屋はうっすら汚れているなど、あまり良いアパホテルとは言えなかった。長崎のアパホテルも狭くて匂いが気になってうすら汚かったのでアパホテル自体こんなものなのかもしれない。アホな本が置いてあるのを差し引いてもまだひどいという印象になった。最低の最低は避けられるぐらいの見立てにしておくべきだという学びになった。
2026/08/09 八日前 5094
前日の就寝時間が遅くなりすぎたので11時のチェックアウトぎりぎりまで寝ることになった。となりのFUGLENでVといっしょにモーニングを楽しむ。昼食で”とりかわ”が売りの長政に入った。外パリ中ふわで、これならいくらでも食べられる。高速バスに2時間ほど揺られて佐世保へ。佐世保駅周辺から家人の実家へ移動する西肥バスで途中ひとりで歩くのは平地がぎりぎりで階段は一人で昇り降りがむずかしいおじいさんが乗り合わせてきた。降りる停留所はどこかと訊いてみたがへらへらしながら「わからない」という答えが返ってきてこっちが不安になった。それでも運転手のアナウンスによってそれを思い出したらしく、降りる素振りをしたので家人とバス運転手の三人で降りる手助けをした。彼が目的地にたどりつけるのか甚だ疑わしかったがバスは次の停留所に向けて走り出した。われわれも目的地の停留所で降りて実家に向けて歩いた。晩ごはんに家人の姉が作ってくれたカレーをいただく。Vを家人の家族たちに紹介した。それぞれ驚いたりしながらも笑顔で受け容れてくれて人から優しい気持ちを引き出すのがうまいVの面目を見た。
2026/08/10 七日前 9202
家人の実家で家族顔合わせ食事会の最終準備をして過ごす。お昼には鰻をごちそうになる。食後にちょっとした遊びとしてITOをプレーする。最初は姉と家人と三人だったが途中から母が入ってきて四人でかなり盛り上がった。上手い回答が見られたのもよかった。「母親になって考えよう。子供が寝言で言っていたら嬉しいこと」の93が「おかあさん」でばっちり決まったのが母つよしという感じでとくによかった。夜は近所のジョイフルに行って家人とその両親、姉の五人でご飯を食べた。ツインバーガーを注文して家人の家族に大食漢の一面を見せつけたりした。夜は気温が下がり風も吹いてとても気持ちの良い散歩になった。これ以上の夏の夜はそうそうない。
2026/08/11 六日前 3773
佐賀の龍水亭という料亭で家族顔合わせの食事会をする。乾杯の挨拶でいっぱいいっぱいになっていて、せっかく紋付袴を着させられたのに写真撮影を心から楽しむ余裕がなかったのが悔やまれる。しかし、大過なくなごやかなまま食事会を終えられてほっとした。もっとこうすればよかったというのも当然出てくるが、そんなのは家族の皆の笑顔によってあがなわれる。沈黙になったらどうしようかという不安もあったが、しっかりした大人の皆が、そして元気な甥っ子が、話題提供に、記念撮影にと協力してくれた。自分の両親も喜んでくれたようでよかった。
2026/08/12 五日前 9760
アリタハウスに宿泊し、アリタセラを見てから家人の運転で波佐見町を案内してくれる。ろくろ体験やおしゃれなビュッフェ、波佐見焼の白山陶器訪問などひと通り回って有田駅で解散となる。佐世保に戻る。姉がアジフライなど晩ごはんを用意してくれていた。衣が揚げたてさくさくで、お世辞ではなくこれまで食べたアジフライのなかで一番美味しかった。
2026/08/13 四日前 15358
朝8時頃に佐世保の実家を出発。今回もたくさんの気遣いをしてもらい、おかげさまでとても楽しかった。佐世保駅まではバスに乗る。そこから海沿いを走る電車に乗って長崎駅まで。タイムズカーシェアに乗り込んで、家人が教員として過ごした地・時津(とぎつ)をめぐる。よく行ったという店でトルコライスを食べる。想像した通りそのままの味でおいしかった。ひとしきりドライブしたあと長崎平和公園に行く。チリンチリンアイスを食べてから原爆資料館へ。そこから車でおこのみむらというお好み焼き屋に行く。キャベツたっぷりでおいしかった。
さらに車で稲佐山の夜景を見に行く。途中の駐車場から頑張って歩いてみる夜景はなかなかの見ものだった。ハートのギミックがよくできているなと感心した。一方で手前側にある公園の青青としたイルミネーションは下品でいただけないと思った。まあ1万ドルの夜景とは言えるかなとか言っていたが、調べたら世界新三大夜景とも1000万ドルの夜景とも言われているらしい。それはあきらかに言い過ぎだが、夜景を見るのもなかなかいいものだとは思った。アパホテルにチェックイン。わりとすぐ寝る。
2026/08/14 一昨昨日 28898
朝10時からピックルボールのコートを予約してスタジアムシティに行く。アイスアクエリアスや途中休憩などで熱中症をなんとか回避しながらピックルボールを楽しんだ。ピックルボールコートがある建物の下のカフェで長崎ヴェルカの練習を見学できた。コーヒーを飲みながら紅白戦を観戦できるようになっていてさすがスタジアムシティというだけあると感心させられた。
路面電車でめがね橋エリアへ移動。バラモン食堂というところで昼ご飯を食べる。家人が教員をしながら通っていたという絵画教室を見る。さらに大浦天主堂のほうへ移動。軍艦島デジタルミュージアムを見学する。大浦天主堂を近くから見たりおみやげのカステラを買ったりする。一旦ホテルに戻りシャワーを浴びて大量にかいた汗を流す。家人が元同僚に晩ごはんのおすすめを聞いてくれて「老李 駅前店」に行くことにした。ちゃんぽんが絶品だった。チャーハンも濃い味付けに逃げていない本格派という感じで、総じて満足感が高かった。やっぱりローカルの意見は頼りになる。
21時からのコートも空いているということなのでまさかのピックルボールおかわり。昼間より動けるのでお互いのパフォーマンスがあがりミニゲームも楽しめた。
2026/08/15 一昨日 9652
6時半のリムジンバスで長崎空港まで。そこからANAで羽田まで。スムーズに移動できたのもあり午前中には帰宅していて飛行機のスピードを享受するかたちになった。14時すぎにTCBが家に遊びにきた。おみやげを渡す。ひらがなじゃんで遊ぶ。友人Nの子がとにかくかわいい。Bと私は近づくと泣かれるのがデフォルトになっているのだが、Vのことも恐がっていて近づけると泣く体制をとる。彼女がVを恐れる初めての人間になった。
19時には解散になりバスケ日本代表の試合を見る。八村は別格だというわかりきったことを確認するような試合になった。
2026/08/16 昨日 22280
9時から落合南長崎でバスケ。3時間の回なので終わった頃にはへろへろになったが3ポイントを3本打って2本決め、うち1本が終了間際のウィナーになるなどノリノリで楽しめる展開も多く、単純に久しぶりなのも、ヴェルカの練習を間近で見て刺激を受けたのもあって、とくに楽しい回になった。
大江戸線に小一時間乗って上野まで移動。友人NRとサイゼでご飯を食べる。翌年3月から最大3年のエジプト行きが決まったというのがメイントピックでその他もろもろの話をする。感性の変化によって古い友人と話が合わなくなっていくという30代特有の悩みについても話した。30代を過ごすとそれが悩みではなくなっていくのだがそれは悩みが解消されるというのではなく、距離のひらきが固定され悩みだと感じなくなるだけの話だ。それを話したところでどうにかなるわけでもないから、シンプルにそういうのあるよなと受けた。いろいろ気にするのはいいと思うがそのトリガーが「インターネットに書かれてあるいろいろを見て」というのは、一般的ではあっても健全ではないから止めておくのがいいと言った。一般的ではあるが健康ではないということはじつはたくさんある。それを認識して避けるのも知性の大事な役目だ。いろいろを見ないようにするというのは実践的なアドバイスたりえないという感覚はある。だから、そういうインターネットのいろいろを相対化できるようにそれよりも長いスパンで醸成されている価値・価値感をインストールするべしというのが本来のアドバイスだ。だから結局、文学作品を読めということになる。暇がない人間(ビジネスパーソン)にはそもそもアドバイスとして無効だという感覚もあって何も言わないに等しいことを言ってしまう。止めておくことができるなら止めておくで言いわけだし。
帰宅して、強い眠気に襲われる。短い時間昼寝をする。そばを食べながらバスケ日本代表の試合を見る。翌日連休明けの出社になるので早めに寝る。
2026/08/17 今日 6194
午前出社。午後在宅。昼ごはんにそばを食べる。昼寝をする。洗濯物を干す。『罪と罰』を読む。定時退勤してLUUPでクラシックのスタバに行く。『さようならコロンバス』を読む。日記を書く。