20220415

日記8

昨日行ったChim↑Pom展の別会場での展示を見に行った。昨日に引き続いての雨が若干鬱陶しいもののとにかく過ごしやすい気温なのでそこまで苦にならない。
展示内容の写真撮影が禁止されているなど、シークレットな演出がなされており、どんな展示が見られるのかと楽しみにしていたので内容には拍子抜けした。スーパーラットのピカチュウバージョンの剥製が飾られていただけ。どう見てもピカチュウをモチーフにしたスーパーラットなので著作権者と揉めることを美術館側が恐れての措置にすぎないようだった。美術館側の大人の対応(?)が展示に含まれることになるというのはChim↑Pomのやり方として正しいとは思うけど、雨の中わざわざ虎ノ門に行ってまで見るものではなかった。スーパーラットも展示内での位置づけによって面白いものになっていただけで、それを考えると「道」も六本木ヒルズの53Fにあるから面白いだけで同じことだと気づいた。全体を通して一回で満足というか二度見て面白いものではない。驚き以外とくに滋味がない。それで充分だとも言えるのだろうが、それで充分だとは思わない。
帰りに渋谷に寄る。これだけのアトラクションに対して入園料がかからないのはすごいことだ。与えられないでも自分自身で見立てを架構できるものにとってこんなにいい場所はない。

映画『教皇選挙』を見た

映画『教皇選挙』を見た。原題は『CONCLAVE』。世界史の教師に覚えなさいと言われて覚えた記憶がよみがえった。世界史で覚えなければならない語句として登録されている通り歴史的なイベントで、数百年単位で連綿とつづく営みを題材にしている。だから映像の質感も、舞台になる建造物も、それぞ...